立ち上げたばかりのオウンドメディアを広めるために実施した10の取り組み
アルテリアグループ公式noteは、2022年10月の開設から本日で1周年を迎えました!
ここまで続けることができたのも、こうして読んでいただいている皆さんや、取材に快く協力してくれた社員の皆さんのおかげです。いつもありがとうございます!
今回はnoteを始めてからの1年間を振り返り、よりたくさんの方に記事を届けるために実施した10の取り組みをご紹介します。私たちと同じように法人noteを運営している方々の参考になれば幸いです。
noteを始めた目的は
「たくさんの人に知ってもらうため」
アルテリアグループ公式noteは、より多くの方々にアルテリアグループや通信サービスのことを知ってもらう目的で始めました。そのため記事を作成する前までは「noteを通じて認知度を広く獲得したい」「今までアルテリアグループのことを知らなかった方々にも記事を届けたい」と考えていました。
私たちのことを知らない「誰か」ではなく、
まずは「身近なあの人」に記事を届ける
ところがnote pro運営サポートの各種資料を読んだり、noteを始めるにあたってのサポート面談を受けたりするうちに「まずは検索ではなく、身近な人から口コミのように広めるのが良い」ということを知りました。
確かに自分のことに落とし込んで振り返ると「全く知らないどこかの会社の記事」よりも、興味がわくのは「顔なじみの○○さんが出た記事」「○○さんにお勧めしてもらった記事」の方ですよね。
そうした身近な人を起点として同心円状に広げていくようなアプローチを軸に考えてみれば、社員はもちろん家族や友人・知人、取引先など身近な人はたくさんいます。そこをタッチポイントにして、いかに当初想定していたターゲットである「今までアルテリアグループのことを知らなかった方々」まで届けていくか、という方向に戦略の軸足がシフトしていきました。「知らない人にどう知ってもらうか」というゴールよりも、より身近な中間目標が設定されたので、記事の内容だけでなく読んでもらうための施策を検討するうえでのハードルも下がり、企画が立てやすくなりました。
身近な人にnoteの記事を知ってもらうために
実施した10の取り組み
「身近な人を起点として同心円状に広げていくアプローチ」という方針に戦略が変わっても、認知度の向上という最終的なゴールは変わりません。そのため、まずは想定読者層を分類しそれぞれに対してどうやって公式noteを知ってもらうか、そこからどのように記事を広げるアクションを取って欲しいかを、限られたリソースの中でスピーディーに取り組むことができる内容で検討しました。
しかしながら、公式noteを立ち上げたばかりの頃は、単に「公式noteを始めました」という社内周知だけでは公式noteの存在に気付かず、そもそも知らないままの社員も多くいました。そこで最も身近な人である社員に対して公式noteの存在を知ってもらう・気付いてもらうための工夫を行い、そのうえでnoteの取り組みや記事の内容に対して共感してくれた社員を起点に社外に向けて何ができるのか、という観点から施策を検討しました。
ここからはそれらの取り組みを①社員に向けた施策、②社員を起点に社外に向けて働きかける施策、③社外に向けた施策、という3つのカテゴリに分けてそれぞれご紹介します。
社員に向けて実施した4つの取り組み
アルテリアグループには現在約1,000人の社員が在籍しています。日頃業務に勤しんでいる全社員に対して、たった1回の社内周知だけでは確実に記事を届ける、読んでもらうことはできません。そんな業務に忙しい社員に負担をかけずに公式noteの認知度を獲得するために4つの工夫を実施しました。
①社内ポータル
アルテリアグループではグループ各社に所属する社員に向けた情報サイトである「社内ポータル」を整備し活用しています。社内ポータルは各部署から発信される社内向けのお知らせや、委員会・クラブ活動の活動報告といった投稿が活発に行われており「毎朝1度はポータルを見る」という社員が多くいます。
公式noteの運用当初から新規公開記事は必ず社内ポータルでお知らせしています。1年たった現在では各記事のPV数の一定数が社内ポータルを経由しています。
②公式noteの認知向上のため「noteとは?」を解説
そもそも「note」という媒体がどのようなものなのか、その導入・運用を行う私たち編集部は熟知していても、他の社員も同じとは限りません。そこで社内ポータルに「noteを始めました!」というお知らせとは別に、「アルテリアグループ公式noteについて」というお知らせを掲載しました。
内容は以下の3ポイントでまとめています。
① 『note』で伝えたいこと
② 認知向上・記事拡散のためのお願い
③ 『note』について
私たち編集部が何をやりたいのか、また公式note記事を読んだ社員にどんなアクションを起こして欲しいのか、率直に表現しています。
また、新たな公式note記事公開のお知らせの末尾には、必ず「noteとは?」記事への誘導リンクを設定しています。これは新たに入社した社員を含めて、新記事で初めて公式noteの存在に気が付いた社員に対して、その存在を知り理解してもらうために都度実施しています。
③公式noteはじめました!というポスターを社内掲示
社内ポータルは新着記事を即時にお知らせできるというメリットがありますが、能動的にクリックしないとその情報の詳細を閲覧する機会がつくれません。そのためクリックしなくても自然と目に入る位置に情報を掲載することを目的に、各事業所の協力のもとグループの全拠点の各フロアにポスターを掲示しました。
ポスターにはそれまでの記事のサムネイル画像を利用し、どんな人が掲載されているのかがわかるようになっています。ポスターを見ながら社員同士で「知っている人が載っている」といった会話をしているのを何度か見かけたので、効果があったのかなと感じています。
④社内イベントでPR
公式noteを始めてから約半年のタイミングで、アルテリアグループ ゲームフェスという社内イベントを開催しました。イベント中でコマーシャルのように公式noteを開始したことをお知らせする時間を設けました。
イベント参加者全員の時間を専有してPRすることができる機会は、認知度向上の有効な施策だと実感しました。
社員を起点に社外に向けて働きかける5つの取り組み
公式noteの社員の認知度を獲得しつつ、社員の「身近な人」であるそのご家族やお取引先の担当者に向けて行動を起こせるような施策5つに取り組みました。
①会社案内パンフレットに公式noteへの誘導を追加
まずは自社で取り扱う会社案内パンフレットの改版のタイミングで、コーポレートサイトの紹介と合わせて公式noteのリンクを掲載しました。
②提案資料用テンプレートに公式noteへの誘導を追加
会社案内パンフレットと同内容のリンクを、提案資料用テンプレートにも追加しました。
③メール署名テンプレートの作成
営業活動以外にも日頃やり取りするお取引先様は多くいらっしゃいます。そういったお取引先の方々にもアプローチできるように、メール署名欄に公式noteのURLの追加を呼び掛けています。
先述の「noteとは?」記事や、社内ポータルでの新たなnote記事の公開のお知らせの中にメール署名欄へのURL追加に関するお願いを記載しています。
④ビデオ会議用の背景画像作成
テレワークの普及により活用する機会が増えたビデオ会議。アルテリアグループではビデオ会議用の背景画像を作成しているため、こちらにも公式noteを開始したことを知らせる内容を追加しました。
⑤フライヤーの作成
お取引いただいている企業だけでなく、就活中の方や社員の家族に向けてもアプローチするためにフライヤーを作成してみました。こちらはパンフレットと一緒にお客様先に持っていってもらうだけでなく、自宅に持ち帰ってもらうことを想定して各拠点・フロアに設置しました。また、人事部門の協力により就活生向けのイベント等でも配布してもらいました。
社外向けの取り組み
ここまで社員に向けた取り組みを紹介してきましたが、社外向けにも接点を作るために取り組んできました。アルテリアグループでは現在ブランディング用のSNSを運用していないため、コーポレートサイト以外の接点をどう作っていくかが今後の課題となりそうです。
①コーポレートサイトに公式noteの更新情報を掲載
note記事の新着情報はグループ各社のコーポレートサイトに掲載しています。
公式noteの立ち上げから1年間で実施した
10の取り組みの効果
社員とのタッチポイント、さらに社員からもう一歩先の読者に向けてのタッチポイントがあればと手当たり次第に取り組んできたこの1年間。振り返ってみると読者とつながる接点っていっぱいあったんだな、って思いました。本当は名刺にもnoteの紹介を追加したいところですが、追記するスペースが無く断念しました。また、社員から直接反応が得られるようなポスター掲示などは、編集部のモチベーションアップにもつながりました。(逆にフライヤーは渡した先の反応が見えづらく効果を測りかねています)
リソースが限られていたこともあり、社内向けの取り組みは社内イベントにあわせて短期集中で展開することで「なんか最近よく見かけるな」という認知が得られやすかったです。
このような取り組みから、社内ポータルやコーポレートサイトからの閲覧数は少しずつ増えていき、公開から日にちが経つにつれ、検索による流入も増加傾向にあります。
私たち編集部が取り組んできた内容に真新しさを感じるものは無いかもしれませんが、できることからコツコツと取り組んでいくことが大切だったのかなと感じます。色々試してきた取り組みの効果が積み重なった結果、社内での認知度が向上し、「note読んでいるよ」「今度○○の取り組みを記事にして欲しい」といった声を掛けられることも増えてきました。
また、社内での公式noteの認知度が向上したことで、記事を作成するためのインタビューを依頼する際の会話がスムーズになる等、社内協力が得られやすくなったのも大きな効果でした。
公式note2周年に向けて継続していきたいこと
とはいえ、まだまだ道半ば。新たに入社する社員もいますし、社員に対する認知度向上施策は継続して実施していく必要があると感じています。社員からも編集部からも反響が良かったポスターについては1周年記念版を作成し新たに掲示する予定です。
これからもできることからコツコツと!当社グループの通信サービス同様に、たくさんの方々に心のこもったコンテンツ(記事)が届けられるように邁進していきます!