![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/175026163/rectangle_large_type_2_d58d60250638cbd5adaad14e6ed206eb.png?width=1200)
四国延伸の裏側を公開&JANOG55 Meeting in Kyotoブース出展の様子を紹介!
2025年1月に、自社の光ファイバーネットワーク網を四国に延伸することを発表しました。このプロジェクトに携わる社員2名からお話を伺い、プロジェクト進行のきっかけや担当者の想いについて語っていただきました。
また、2025年1月22日から24日の3日間、京都府で開催されたJANOG55 Meeting in Kyotoでは、アルテリアのプレゼンス向上を目的に企業ブースを出展し、光ネットワーク網の四国延伸についても紹介しました。営業から技術職まで複数の社員が、参加しましたので、その様子をお届けします。
通信需要の拡大を見込んで「自社保有の光ファイバーネットワーク網を四国に延伸」
アルテリア・ネットワークス(以下、アルテリア)は1997 年の創業以来、自社保有の光ファイバーによる大容量のバックボーンとアクセスラインを活用し、企業やマンションを対象に、インターネットなどの通信環境を提供しています。アルテリアの光ファイバー網は、主要都市及び主要都市間を広範囲にカバーしており、お客様に高品質で安定的な高速通信サービスをお届けしています。
この光ファイバーによる基幹ネットワークを2025年度下期に、四国まで延伸することで、四国エリアから東京・大阪の他、国内外へ効率的かつ高品質なネットワークを接続することが可能になりました。
![アルトリア・ネットワークス_20250217_1](https://assets.st-note.com/img/1739754552-AfuKXoFgNlaTm1Y2zbcQIwxs.png?width=1200)
――なぜこのタイミングでの延伸となったのでしょうか?
(営業Aさん)いろいろなタイミングが重なったおかげで、実現することができました。昨年、四国エリアへの専用線接続を伴う案件の引き合いがあり、調整に尽力しましたが、結果、受注には至らず…。
数年前から四国の鉄道会社が通信サービスを始めたという情報を聞いていたのでご協力を要請し、進めていた最中でした。案件を通して四国を拠点とする大手通信事業者や鉄道会社と関係を深めていたこともあり「このまま終わらせてしまうのはもったいない」という各社の想いが一致したことで、プロジェクトが進展しました。
(技術企画Bさん)東京や大阪の主要都市に比べて四国エリアは競合が少ないため、当社が参入することで市場の発展に繋がればいいなと思いました。
(営業Aさん)あとは純粋に未開拓のエリアに挑戦してみたいという気持ちが強かったんです。
(技術企画Bさん)そうですね。今回の投資については、社内も前向きに捉えていました。瀬戸大橋を横断するルートで構成されますが、接続先の香川県だけじゃなく、その先の県にもアプローチできる可能性が広がりました。
中長期的な戦略を考えるのが自部署の責務なので、これまで全国規模の展開を続けてきた当社の経験値を活かし、営業が拡販できるよう最適な情報提供を行っていくつもりです。
――まさに戦略的な挑戦ですね。
(営業Aさん)はい。特にこれまでのやり方であれば、大手通信事業者の管路を借りて提供する選択肢しかありませんでした。そうなると、費用も割に合わず、受注どころか提案を諦めてしまうことも。だから、四国への延伸は、大きなビジネスチャンスでもあり、業界へのプレゼンス向上という意味もあります。
――通信業界からみてアルテリアはどんな印象を持たれていると思いますか?
なんとなくですが、 “やんちゃな通信事業者”のイメージはあるんじゃないかな(笑)。
――”やんちゃ”ですか。
あくまで主観ですが…、大手にはない即効性と自由度を持っていますよね。中堅規模のアルテリアだからこそ出来る良さだと思うんです。
――お客様(=四国エリアの事業者)には、どんなメリットがありますか?
(営業Aさん)まずは、契約先を検討する際の選択肢が増えますよね。これまで、限られた事業者に依頼していたところに、比較対象が出来るのは大きいと思います。専用線サービスのラインアップには、100Gbpsの広帯域品目もあるので、競合他社にとっても、「脅威」と感じさせるような存在になりたいですね。
――このプロジェクトに対する想いを教えてください。
(営業Aさん)アルテリアサービスのブランド力を向上させるための目標は、営業本部内で明確に共有しています。より多くのお客様に認知してもらい、使ってもらい、品質の良さを知ってもらう。そのためにはこういった、チャレンジを続けていくことが大切ですよね。もちろん大変なことや、失敗することもあると思いますが、学びは必ずついてくるし、何もしないと何も得られないので。
自分自身だけでなく企業としてのナレッジを蓄積できていると実感できるのも良い点です。本音は成功するのが一番ですが…新しいことに挑戦するとまた新しいお客様との出会いもあるので、楽しみながらやっています!
(技術企画Bさん)私は過去に別のキャリアに勤めていたこともあるので、アルテリアには成長のポテンシャルをすごく感じています。このプロジェクトにおいても「アルテリアってすごい」と思いたいし、思ってもらいたい。そのためには、自社の強み弱みを理解しながら「企業を成長させる」という気持ちで1つ1つの案件に臨んでいます。
――ありがとうございました。
お二人からは、お客様の期待に応えるための企業努力や、成長を追求する姿勢が感じられるインタビューとなりました。今後の動向にもぜひご注目ください。
「JANOG55 Meeting in Kyoto」出展の様子
先述にある四国延伸に関する情報は、京都で開催されたJANOG55の出展ブース内でも紹介しており、実際の展示物や会場の様子をレポートします!
-JANOG55 Meeting in Kyotoのテーマ
今回のテーマは“Networkで新たな未来を紡ぐ”です。通信技術の他、数年で取り扱う領域が広がり、「新しい領域に踏み出す機会や新たな人とのつながり、知識や経験を未来のエンジニアに繋げていく機会を提供する」ことが、イベント開催目的の一つと言われています。
-展示ブースの様子
![アルトリア・ネットワークス_20250217_2](https://assets.st-note.com/img/1739754895-c42buMX68frjUqHwCxy1ZVmo.png?width=1200)
JANOG55の展示ブースでは、前回に続き、東京港横断光ファイバーケーブル敷設プロジェクトと、新たに光ファイバーネットワーク網の四国延伸について、紹介しました。
![アルトリア・ネットワークス_20250217_3](https://assets.st-note.com/img/1739754940-RXVtsg4MxUrZ6qI23FKdi5Av.png?width=1200)
四国延伸の実施については、発表がイベント開催の前日であったにも関わらず、リリースをご覧いただいて立ち寄られた方も多く、提供エリアやルート設計等の質問が寄せられました。
![](https://assets.st-note.com/img/1739755039-7zsl42MoQHCSXbVBNqU1Kpdy.png?width=1200)
全国から多くの業界関係者が訪れるため、展示会場や懇親会などを通して普段お会いできない遠方のお客様やベンダー企業の方と顔を合わせて交流する貴重な機会と考えています。また、ブース出展を通してお客様や業界関係者へのプレゼンス向上を目指していくと同時に、更なる技術力向上のための情報収集を積極的に行っております。
今後もお客様に安心で高品質なインターネットサービスをご利用いただくため、また日本の通信キャリアの一員として邁進していきます。
過去のJANOG記事紹介
関連リンク
※この記事は2025年2月時点の内容です。