
経営を経て営業の面白さを再発見 ~カムバック社員特集・つなぐネットコミュニケーションズ編
インターネット接続サービスにとどまらず、快適なマンションライフのためのソリューションを提供する、つなぐネットコミュニケーションズ(つなぐネット)。同社では過去に一度在籍の経験があり、数年後に再び復帰する「カムバック社員」が活躍しています。多賀督人さんと八百屋良昌さんは、つなぐネットに復帰して半年ほど。現在は同社を離れていた期間の経験を活かしながら、チームで成果を上げる営業の仕組みづくりにチャレンジしています。おふたりに、カムバックのリアルをたずねました。

株式会社つなぐネットコミュニケーションズ 第一営業本部 カスタマー営業部 営業第二課所属。
一度目の在籍期間は2012年~2020年。経営者向けのプラットフォームサービスの営業を経て、2023年1月に復帰。現職の主な業務は既存の分譲マンションに向けた、インターネットサービスの営業。趣味は子ども、麻雀、競馬。「営業も家族を支えるのも体が資本。毎日の腕立て伏せと柔軟体操は欠かせません!」。ストレス発散は、車に乗って一人カラオケでの熱唱。

株式会社つなぐネットコミュニケーションズ 第一営業本部 カスタマー営業部 営業第二課所属。
一度目の在籍期間は2011年~2019年。退職後は中古車販売とカスタムショップの会社の立ち上げに参画し、2022年12月に復帰。既存の分譲マンションへの営業を担う。趣味は体を動かすこと。「トレーニングは嘘つかないですから!(笑)」。好きな食べ物はお酒とスイカ。
転職に起業 それぞれのチャレンジ
――カムバックのお話を聞く前に。まず、つなぐネット退職に至ったのはなぜですか。
多賀さん 元はアルテリア・ネットワークスに在籍していて、社内公募制度を使って2019年につなぐネットに出向しました。実はこの時点で、近いうちに退職するつもりでした。公募にエントリーしたのは、昔経験していた営業の感覚を取り戻したかったからで。
というのも電力小売の営業をしている友人から、「うちの会社においでよ!」と何年も前から誘われていたのです。断り続けてきたけれど、タイミング次第で移ってもいいかなあという思いもあって。電力小売ならつなぐネットでの経験も生きるだろうと、賃貸マンションのインターネット営業を経て2020年に退職しました。
八百屋さん 私は起業がきっかけです。最初に勤めていた会社の同僚に誘われて、中古車販売とカスタムショップの会社を立ち上げることにしました。もともと車は好きだし、会社経営なんてなかなかできないチャレンジだなって。
ちょうどつなぐネットも、アルテリアグループ入りして一段落ついた時期でした。当時、新築マンションを担当していた自分の中でもやりきった感があって、環境を変えたいという思いが募っていたのです。それで2019年に退職し、中古車販売の店舗開発をしながら別の友達の会社でWebマーケティングを手伝っていました。

周りの目を気にしても仕方ない! 仕事で役目を果たすのが大事
――退職後のご活躍は、当初のイメージどおりだったのでしょうか。
八百屋さん 会社を軌道に乗せることができた反面、事業の持続的な成長はどうだろうと疑問に感じるところがありました。自動車業界は今、大きな転換期を迎えています。今後の日本の自動車市場を見据えたときに、未来を信じきることができなかった。それで友人とも話し合って、手を引くことにしたのです。
多賀さん 私は電気小売のつもりで入社したら、経営者に向けて経営顧問や事業顧問を紹介するプラットフォームの営業担当になりました。ベンチャーなので、かなり流動的な組織で。ただ大手からスタートアップまで、いろんな経営者と話すことができて、これはこれで面白かったですね。
――それからつなぐネット勤務時の上司からの誘いもあって、カムバックを決意したとお伺いしました。いったん出てしまった組織に戻るのに、抵抗はありませんでしたか。
多賀さん ケンカ別れしたわけではないですからね。あくまでも円満に退職できていたので、居心地が悪くなるようなことは考えませんでした。まあ確かに「戻って来たんだ」とか、何か言われるかもしれないな、とは思ったけど。
八百屋さん そこで悩んでいたら、もったいないですよね! 言われるとしても最初のうちだけ。仕事でしっかり役目を果たせていたら、周りもそれほど意識しないのかなって。実際にそうでしたし。

経営視点で会社を捉えられるようになった
――外部での経験を経て、つなぐネットに対する印象は変わりましたか。
多賀さん 変わらないねー(笑)。けれども経営者と仕事して自分の視座が高まった分、昔よりも上層部の意図をより深く理解できるようになったと感じます。
八百屋さん 僕は経営の大変さを知ってしまった分(笑)、ステキな会社だなあって思いますよね。離れていた間も元同僚と飲みに行くことは結構あって、その度にコロナ禍を経てつなぐネットも柔軟な働き方が浸透したことや、社内環境が改善された話などを聞いて、いいなあと。
――そして今は、おふたりとも同じ課に所属されています。
八百屋さん 同じ課というか、僕は多賀チームの一員だから(笑)。
多賀さん 本当に頼りにしています…!うちのチームは僕と八百屋さんと20代と30代前半のメンバーの4人なので、八百屋さんの仕事の進め方は経験の浅い人にとっても勉強になるはず。
八百屋さん 何よりうちのチームの仕事、めちゃくちゃ面白いですよ。既存の分譲マンションへの営業で、建物も立地も管理組合の雰囲気も、本当にそれぞれで違うんです。当然ながらお悩みや求めるものもさまざまで、難しいんだけど、その分やりがいもあるし。

サービスを売るというより、お客様の暮らしをバックアップする感覚
――やっぱり営業のお仕事が好きなんですね!
八百屋さん 好きですね! 間違いない。
多賀さん そもそも僕たちがやっていることって、“営業”なんですかね?
八百屋さん 確かに。何かを売っているという感覚ではないですよね。どちらかというと、お客様に対してできることを考え尽くし、実現に向けて軌道を描く仕事のイメージ。
多賀さん インターネット接続だけでなく、スマートロックやホームIoT、マンション管理のグループウェアなど複数を組み合わせて、個々のマンションに合ったプランを提案しますから。
私の初めての営業職経験は、「○○を買ってください」とひたすらにお願いし続けるものでした。それと比べたら、ずっと高次の営業ですよね。顧客の立場に寄り添い、快適な暮らしをバックアップする仕事なんだと思います。
八百屋さん 社内では「お客様を深掘りする」というのが今年度のテーマ。お客様と信頼し合える関係を築き、時にアドバイスを交えながらお客様の期待に応えていくことが問われているのだと思います。
営業はお客様の声を、直接受け止めることのできるポジションです。想像力と経験、そして人間力を常に試されていると感じます。自分を成長させる意味でも、挑戦し続けたいですね。

※この記事は2023年9月時点の内容です。