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経営者から現場に復帰! “おもしろ過ぎ”な営業のお仕事 ~カムバック社員特集・つなぐネットコミュニケーションズ編

インターネット接続サービスにとどまらず、快適なマンションライフのためのソリューションを提供する、つなぐネットコミュニケーションズ(つなぐネット)。同社では過去に一度在籍の経験があり、数年後に再び復帰する「カムバック社員」が活躍しています。八百屋良昌さんもその一人。つなぐネットを離れていた期間にチャレンジしていたのは、なんと会社経営! そのときの経験を活かしながら、今つなぐネットで、チームで成果を上げる営業の仕組みづくりに取り組んでいます。

八百屋良昌さん
株式会社つなぐネットコミュニケーションズ 第一営業本部 カスタマー営業部 営業第二課所属。 一度目の在籍期間は2011年~2019年。退職後は中古車販売とカスタムショップの会社の立ち上げに参画し、2022年12月に復帰。既存の分譲マンションへの営業を担う。趣味は体を動かすこと。「トレーニングは嘘つかないですから!(笑)」。好きな食べ物はお酒とスイカ。

会社を出て改めて気づいた 素晴らしい仲間と組織の存在

――カムバックのお話を聞く前に。まず、つなぐネット退職に至ったのはなぜですか。

八百屋さん 起業がきっかけですね。最初に勤めていた会社の同僚に誘われて、中古車販売とカスタムショップの会社を立ち上げることにしました。もともと車は好きだし、会社経営なんてなかなかできないチャレンジだなって。

ちょうどつなぐネットも、アルテリアグループ入りして一段落ついた時期でした。当時、新築マンションを担当していた自分の中でもやりきった感があって、環境を変えたいという思いが募っていたのです。それで2019年に退職し、中古車販売の店舗開発をしながら別の友達の会社でWebマーケティングを手伝っていました。

――退職後のご活躍は、当初のイメージどおりだったのでしょうか。

八百屋さん 会社を軌道に乗せることができた反面、事業の持続的な成長はどうだろうと疑問に感じるところがありました。自動車業界は今、大きな転換期を迎えています。人口減少や高齢化、カーボンニュートラルなど、取り巻く環境が大きく変わってきているからです。今後の日本の自動車市場を見据えたときに、未来を信じきることができなかった。それで友人とも話し合って、手を引くことにしたのです。

――それからつなぐネット勤務時の上司からの誘いもあって、カムバックを決意したとお伺いしました。

八百屋さん そうなんですよ。つなぐネット本社のある大手町には、退職後もよく足を運んでいました。お客様との打ち合わせや納車などで、ビルの前を通るんですよね。かつての仲間や上司にバッタリ会うと、お互いの近況を報告し合っていました。

それに仲のいい元同僚とは、プライベートでよく飲みに行っていましたし。新型コロナを機に、ホームオフィス(在宅勤務)制度が使いやすくなったり、サテライトオフィスが次々とできたりして、話を聞くたびに自分がいた頃と比べて随分と働きやすくなったんだなあと。

何より、自分の都合で会社を辞めたにもかかわらず、会えばみんなフランクに接してくれる。「ステキな会社で働いていたんだな」って、改めて思ったんですよね。それは組織の中にいるうちは、なかなか気づかない。会社を離れて、自分でゼロから組織づくりに臨んだからこそ、しみじみと感じられるようになりました。

経営を担ってビジネスの解像度がグッと高まった

――つなぐネットに戻って来て、改めてどうですか。

八百屋さん 経営の大変さを知ってしまったところもあって(笑)、今さらながらつなぐネットという会社のすごさを実感しています。まず「共に働く仲間がいる」ということ。アクシデントなどで窮地に立たされたとき、頼れる人がいることの心強さたるや! 「自分が倒れたら終わり」というプレッシャーから、解放されたのは大きいですね。

現営業チームのメンバーと皇居ランの図(抜群のチームワークがうかがえる一枚ですね!)

また、自分が抜けている間に、人事制度もかなり整備されたと感じます。正当性の高い評価の仕組みで納得感がある。かつての同期がマネージャーとして活躍する姿を見ると、嬉しいですね。ずっと頑張って、結果を残し続けてきたのを知っているから。

――一度外に出た組織に戻るのに、抵抗はありませんでしたか。

八百屋さん まったく気にならないといえば嘘になるけど、悩んでいてももったいないですよね! 仮に何か言われるとしても、最初のうちだけ。仕事でしっかり役目を果たして自分からコミュニケーションを図っていけば、周りもそれほど意識しないのかなって。実際にそうでしたし。

――仕事の捉え方や向き合い方は変わりましたか。

八百屋さん 前に在籍していたときは、自分に課せられた数字を達成することにフォーカスが向いていたように思います。言葉を選ばずに言えば、自分さえよければいいというか。

でも会社を興して痛感したのは、仕事は一人ではできないということ。店舗開発には不動産会社の協力は不可欠だし、仕事に応じて採用も必要になってきます。事業に関わるすべての人が持ち味をしっかりと発揮し、気持ちよく臨めるように動くことの大切さを学んだ3年間でした。

また経営者の視点で考えられるようになったのは、新たな強みだと感じています。たとえば提案するときも取り組みをクリアにし、アクションによる効果や予測される成果を具体的に示す習慣がつきました。営業職ってモノづくりと違って、やったことがなかなか形に残らないんですよね。だから“報告は成果物”という考えで、伝え方を工夫しています。

何より今の部署の仕事がめちゃくちゃ面白いんです。既存の分譲マンションへの営業で、建物も立地も管理組合の雰囲気も、本当にそれぞれで違って。当然ながらお悩みや求めるものもさまざまで、難しさの分やりがいも感じられる仕事です。

サービスを売るというより、お客様の暮らしをバックアップする感覚

――やっぱり営業のお仕事が好きなんですね!

八百屋さん 好きですね! 間違いない。営業とは言うものの、何かを売っているという感覚ではないですね。私たちが提案するのは、インターネット接続だけではありません。スマートロックやホームIoT、マンション管理のグループウェアなど、いろんなサービスを組み合わせて、お客様の暮らしが豊かで快適なものになるように軌道を描く仕事だと捉えています。

社内では「お客様を深掘りする」というのが今年度のテーマ。信頼関係をしっかりと築き、時にアドバイスを交えながら期待に応えていくことが問われているのだと思います。そしてお客様の願いの実現には、さまざまな人が動きます。なぜ私たちがやるのか、どうして今取り組むのか、願いを叶えた先に何を目指すのか、プロジェクトの裏側にあるストーリーを関係者と握り合い、チームとして成果を出すことを今は強く意識しています。

営業はお客様の声を、直接受け止めることのできるポジションです。想像力と経験、そして人間力を常に試されていると感じます。自分を成長させる意味でも、挑戦し続けたいですね。

※この記事は2024年4月に一部編集し、更新しました。

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