育休取得者と上司に聞く!仕事と育児の両立が叶うアルテリアグループの「理解ある風土」
アルテリアグループでは、社員が仕事と育児の両立をしやすくするための多様な制度を設けています。社員の業務や生活状況に合わせて労働時間を設定できる「スーパーフレックスタイム制度」や、子供が小学3年生終了時まで勤務時間を最大で2時間短縮が可能な「育児短時間勤務制度」などによって柔軟に働けるだけでなく、男性の育児休暇(育休)取得も推奨。育休を取得した男性社員も複数名おり、制度だけでなく、育休を取得しやすい職場風土の醸成に努めています。
ファシリティエンジニアリング部の野島侑也さんも、実際に育休を取得した一人。2022年7月から9月までの3ヵ月間休暇を取り、子育てに励みました。今回は、そんな野島さんとその上司である草間泰紀さんにインタビュー。育休取得のきっかけや業務の引き継ぎ、復帰後の変化などについてお聞きしました。
育休取得に大助かり!会社には「感謝しかない」
――まずは育休取得のきっかけについて教えてください。
野島さん:元々私は子供ができたら、成長を見守るため、育休を取得したいと考えていました。ただ、取得を決意したのは、生まれてくる子供が双子であったことが決定打です。正直、双子であると予想していませんでした。もちろん、幸せな気持ちでいっぱいでしたが、育児により手がかかることは目に見えていて。「産後3ヵ月間の子育てはすごく大変だ」という話も聞いていたため、妻の助けになりかったんです。そこで、草間課長に育休を取りたいと相談し、「ぜひ取得してください」と快諾いただけました。
草間さん:アルテリアでは育休取得を推奨していますし、私としても「育休制度などは積極的に活用していったほうが、課の全員が働きやすくなる」と思っていました。また、私事ではありますが、私自身当社に転職し、その柔軟な勤務制度によって前職より子育てに向き合えた。野島さんは課で重要なポジションを担っていましたが、会社としても個人としても育休の取得を後押ししたかったんです。
野島さん:その節は、ありがとうございました! 当時は「ほかの課員に迷惑をかけてしまうのではないか」と少し悩んでいましたが、草間課長が背中を押してくれたため、迷わず育休取得を申請できました。実際、3ヵ月お休みをいただけて助かりました。特に最初の1ヵ月間は、一方が夜泣きすると、もう一方が泣き出すなど、睡眠時間もほとんど取れない状態で…。幸せを感じながらも、体力的にはしんどかったです(笑)。妻一人でなんとかできる状況ではなかったので、育休を取得させてくれた会社や課長をはじめとする課のメンバーには、本当に感謝しかありません。
――野島さんのように、育休を取得される方は多いのですか?
草間さん:私たちファシリティ設計構築課ではこれまで機会がなく、野島さんが初の育休取得者でしたが、会社全体では多いですね。そもそもアルテリアは、育休だけでなく休暇全般が取りやすい風土なんです。制度が充実しているだけでなく、管理職から率先して休暇を取得。結果、自然と社員全員が自分の予定に合わせ、休暇を取っています。もちろん、クライアントからの要望が重なって、休暇が取りづらい状況に陥ることもありますが、上司がフォローをして休暇を促すなど、常にケアをしている。そういった環境にあるため、育休も取りやすいと思います。
課員の前向きな協力で、引き継ぎはトラブルゼロ!
――業務の引き継ぎで大変だったことはありますか?
野島さん:特にありませんでした。課の業務は、アルテリア・ネットワークスが取り扱うデータセンター内に、契約いただいたお客様の通信設備を置くラックを構築すること。ラックの立架計画や、通信機器の稼働に必要な電気設備、通信を提供する為の光ケーブル等の敷設設計などを担当しています。メンテナンス業務は担っておらず、想定外の案件は発生しづらいため、比較的引き継ぎはしやすかったです。引き継ぎ資料を作り込んだり、丁寧に案件の説明を行ったりしたことも功を奏しました。ただ、課の皆さんの方は大変だったと思います。業務を分担して引き継いでいただいた課員4名、特にメイン業務を担当いただいた草間課長は苦労されたかも…。
草間さん:苦労より、むしろ「野島くんがいれば良かったな」と彼の大切さを痛感しました(笑)。もちろん、業務量自体は増えているので、物理的な余裕は減りましたが、大きな問題は発生しませんでした。育休期間中はPCや携帯電話など機材を返却※するので、野島さんに連絡をとれなくなりましたが、トラブルはゼロ。ほかの課員もきっちりとこなしてくれましたし、私も課の業務全体を把握していたので、フォローもできた。育休期間が3ヵ月だったので、担当業務を変えるなど大幅な体制変更をせず、仕事の分担で対応できたのも、引き継ぎが成功したポイントでしょう。
――引き継ぎをうまく進めるために配慮した点はありましたか?
草間さん:2点あります。1つは、課員への事前相談。野島さんに正式に申請してもらう前に、課の全員に野島さんが育休に入ることを説明したんです。業務分担や実際の体制などを具体的に提示し、「課の全員で助け合おう」と提案。子供がいる課員が多く、野島さんの育休取得に全員が肯定的だったこともあって、スムーズに合意を得られました。2つ目は、引き継いでもらう業務量の調整。私たちの課の仕事は案件ごとに忙しい時期とそうでない時期が異なっています。ですので、引き継ぎ時期を考慮し、担当者のキャパシティを超えないように業務を割り振りました。その甲斐があったかはわかりませんが、結果的には問題なく引き継ぎできたので良かったと思います。
野島さん:課の皆さんは「仕事は良いから、今は家庭に向き合って」と言ってくれてうれしかったです。また、お客様からも引き継ぎの連絡をしたら「育休は取ったほうが良いよ」と温かいお言葉をいただけました。おかげさまで、育児に集中できました。
育児と仕事を両立できるという環境が、アルテリアグループの強みのひとつ
――育休からの復帰はスムーズにできましたか?
野島さん:スッと復帰できました。3ヵ月という短い期間でしたし、今まで担当してきた案件の進捗した分をキャッチアップするだけで済んだため、負担も大きくなかった。本当に「元に戻った」という感じでしたね。
――なるほど。育休取得後に働き方の変化はありましたか?
野島さん:働き方自体はさほど変わっていませんが、残業せず早く帰宅できるよう、今まで以上に効率を意識するようになりました。一方で、精神面では、育休を経て大きく変化したと感じています。気持ちがリフレッシュされて、仕事に対するモチベーションも上がりました!
草間さん:それは、私も野島さんを見ていて感じていました。自分から「これ、やりましょうか?」と課員に声をかけるなど、仕事への取り組み方が以前よりも意欲的になったんです。今では野島さんが積極的に取り組んでくれているため、育休取得前よりも組織として躍動している。そういった点でも、育休は課にとってもプラスの効果がありました。
――最後に、育休を取得した感想を教えてください。
野島さん:育休取得を会社として促進しているのは、本当にありがたかったです。休暇も取りやすいし、スーパーフレックスタイムやテレワーク制度、サテライトオフィスなどの整備によって柔軟に働ける。育休を通じて、妻と力を合わせて育児をしたい気持ちがより強くなりましたし、今後は家族を大切にしながら仕事もベストを尽くしていきたいと考えられるようになりました。私は新卒入社なので、当社と他社を比べることはできませんが、育児と仕事を両立できる現在の職場環境には100%満足しています。
常務執行役員CAO 中村孝裕さんからのコメント
アルテリアグループの育休制度が評価されているのは、周りの仲間や人事部の理解と協力、そしてご本人・ご家族(対象となったお子様含めて)の努力の賜物だと思っています。
そして、この制度の運用が開始・定着するに至るまでに、子育てをされ、そのご苦労を我々にフィードバックしていただいた育児先輩社員の方々の貴重なご経験と苦難を忘れてはいけないと思っています。
当該制度のみならず、他制度や運用をよりよくするため、皆さんの声をできる限り丁寧に拾い集めていきたいと考えています。これからも、社員のみなさんからのご意見・ご指摘をお待ちしております。少しずつでも改善・発展に努めてまいります。
――ありがとうございました!アルテリアグループ 公式noteでは、今後も多様な働き方に関するインタビュー記事をお届けしていきます。