「結束」を最大の武器にして、お客様と共に最適解のネットワークに導く尽力者
アルテリア・ネットワークスのソリューション推進部では、主に法人のお客様に対して、「営業と一緒になってネットワークサービスを提案するプリセールス」、「お客様との技術対応窓口」、「受注後の要件定義、仕様書作成、設計、構築、納品までのプロジェクトマネジメント」といった業務を行っています。ネットワークソリューションエンジニアとして、同部署で活躍する大澤水丸さんに、印象的なプロジェクトや仕事のやりがい、大変なことなどについてインタビューしました。
エンジニアとしてお客様に寄り添い続ける理想の姿
――これまで担当したなかで、成長の転機となったプロジェクトについて聞かせてください。
2023年にスタートした長期プロジェクトはエンジニアとして成長するきっかけを与えてくれました。理由としては3つほどあります。
・お客様と真正面で向き合えたこと
提案の段階だけでも、営業と一緒に4~5回ほど会社を訪問しました。先方のご担当者が元システムエンジニアということもあり、会議室のホワイトボードにお互い図を描き合って、「ここはどうなりますか?」「こういう仕組みになります」「ではここは?」という熱い議論を交わしながら、ご提供するネットワークの詳細を固めていきました。受注した後も、仕様書作成や構築といった段階ごとに何度も打ち合わせを重ね、関係性を深めていきました。
・チャレンジングな技術、サービスを取り入れたこと
アルテリアにとって、チャレンジングな技術を要するご相談をいただき、社内の過去事例を探したり、普段関わりの少ない部署の部長に相談したり、ベンダーとの打ち合わせの中で技術を教わったり、とにかく出来る限りの手を尽くして、なんとか対応できるように努力したことも理由の1つです。大変ではありましたが、自らのスキルアップにもつながりました。
・お客様からポジティブなフィードバックがあったこと
サービスの運用開始後に、会社として「顧客満足度調査」を行ったところ、「技術力のある大澤さんが親身になって対応してくれるので、信頼しています」といったコメントをいただけたことです。これまでの対応を言葉にして評価してくださったことが、とても嬉しかったです。
通常、1つのプロジェクトの提案から納品までにかかる期間は3ヶ月~半年程度。このプロジェクトは複数のフェーズに分かれていたこともあり、1年半ほどの期間をかけて納品に至りました。まだ一部のネットワークについては提案中ですので、引き続き誠意をもって対応していきたいと思います!
――知識、技術力、お客様への対応力、プロジェクトを完遂まで導くマネジメント力など幅広いスキルが必要な業務だと思いますが、やりがいはなんですか?
一番は、お客様と近い距離でやりとりできることです。プリセールスから納品まで、一貫して「アルテリアの技術担当」として寄り添っていけることにやりがいを感じていますし、私が理想としていた姿でもあります。
最初から技術的な視点を交えて営業活動を開始できると、提案の精度が高まるんです。例えば、ご担当者様のキャラクターや、ネットワークに対する知識の深さが分かれば、提案の方向性や資料の見せ方、説明時の専門性、スピード感などを調整できます。
さらに、実際に話をうかがうと、お客様自身が気づいていない課題がひそんでいる場合があります。例えば通信速度が他社と比べてとても遅かったとしても、通常の速度を知らなければ、「そういうもの」だと思いますよね。お客様とコミュニケーションをとりながら、営業と息を合わせた+αの提案ができるという点は、この仕事の面白さのひとつだと思います。
――しかし、直接やりとりをする以上、ネガティブなご指摘をいただくこともあるのでは・・・?
もちろんあります(笑)。でもネガティブなご指摘だったとしても、直接うかがったほうがニュアンスが伝わりやすくて、より素早く・的確な対応を検討することができるので、個人的には有り難いですね。むしろ「もっとこうしたい!」というお客様の想いを聞くと、やる気が出てくるんです。
先ほどご紹介したプロジェクトでも、運用開始後にいくつか改善の要望をいただきましたが、より最適なシステムに改修するチャンスでもあり、お客様との信頼関係を深める一因にもなりました。
――ほかに、仕事をするうえで大変なことはありますか。
身体が足りないことです(笑)。勤務地の福岡では、ソリューション推進部のエンジニアは私1人。それに対し、タッグを組んでいる営業は4人です。アルテリアの営業は勉強熱心で、技術的な知識を備えている人が多いので、ここぞというタイミングで声を掛けてくれるとはいえ、「可能な限りお客様の要望に応えよう」とすると時間がいくらあっても足りません。私にとってはそれがやりがいでもあり、苦ではありませんが、健康や体力維持には気を遣っています。
ここがすごいよアルテリア、お客様の悩みを真摯に受け止める姿勢
――アルテリアのソリューション推進部が「他の会社と違う」と感じる点があれば教えてください。
まずソリューション推進部に限らず、お客様の悩みを真摯に受け止めようというマインドが会社全体に根付いているように感じます。営業や技術といった職種に関わらず、パフォーマンスを最大限に発揮させたい、人の役に立つことが好き、という人が多い。
例えば、他社が取り合わない要件であっても、「なんとか対応できないか?」とあれこれ模索し、工夫しようとするのがアルテリアです。営業を筆頭に、「お客様のために」という同じ目的に向かって、結束できているように感じます。同業他社の中には、標準サービスにない要望については、「対応できません」ときっぱりお断りする、という方針の会社も多いんです。もちろん、それが悪いわけではありません。
ただ、前例のない仕様で構築をしようとすると、実際に導入するにはどうすればいいか、お客様にはどう説明すればいいか。しっかりと調整し、学んで、理解する必要があって、自分の知識や技術、対応力がものすごく鍛えられるんです。単に「勉強しなきゃ」という気持ちで学ぶのと、「お客様のために、なんとかしたい」という動機で奔走するのとでは、成長の度合いが違うと感じています。
それから、自社回線を持っていることも大きな特徴です。柔軟に、かつコストパフォーマンスに優れた良質なネットワークサービスを提供できる理由のひとつでもありますし、エンジニアとして得難い経験が積めています。
また、自社回線を有しながらも、会社の規模が大きすぎないため、早いうちからある程度の裁量を任せてもらえる点もメリットですね。私はいま入社3年目で、1年目はOJTという形で先輩についていましたが、2年目からは1人でさまざまな案件を担当するようになりました。年齢や入社歴に関わらずチャレンジできる環境が整っていると思います。
――勤務地の福岡では、ソリューションエンジニアは大澤さん1人とのことですが、困ったり、孤独を感じたりすることはないですか?
これはあまり感じていないですね。 営業とは席が隣同士なので、気軽に話したり、相談を受けたり、日頃からコミュニケーションは活発に行われています。あとは単純に、スタッフ同士の仲も良いです!
東京勤務の同じ部署のメンバーとも、距離は離れていますが、困ったときはお互いにチャットで相談し合っています。それぞれの知識を共有して、助け合おう、という雰囲気があり心強いです。
――会社での、働きやすさといった点ではいかがでしょう。
アルテリアではコアタイムがないフレックス制度が導入されています。特に夜間対応が発生するエンジニアにとっては、深夜まで作業をした翌日は昼から出勤するなど、業務内容に応じて柔軟に調整できる点が魅力です。また、有休や育休なども男女問わず取りやすいので、ワークライフバランスを大切にしたい人にも合っているのではないでしょうか。
目指すは「インターネットのことなら大澤さん」
――今後の目標があれば教えてください。
「インターネットのことなら大澤さん」、つまりは「ITコンシェルジュ」のような存在です。新しい技術やサービスの知識を積極的に取り入れて、お客様が気づいていない課題を見つけ出し、幅広い選択肢のなかから最適なサービスを提案・構築できるようなエンジニアになりたいですね。その点、ソリューション推進部の部長や、課長 は目標とする存在です。幅広い知識、高い技術力、お客様に合わせた適切な提案、ロジカルに、かつわかりやすく伝える力。真似したいスキルがたくさんあり、この人達の下で働きたいと思える上司がいることはモチベーションにもつながっています。